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其の85

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歴史game のお話 其の86


ちゃちゃおさん
E-mail:
chacha16@mug.biglobe.ne.jp

勝手に歴史SLG批評

 忠誠度について

 以前、ガビチョンさんや風柳斎さんが戦闘力に関して異論を唱えていらっしゃいましたが(勉強になりました)、私も疑問に思う事を一つ。

 あるTVゲームに慣れてくると、普通なら違和感を感じるルールに対して違和感を感じなくなる事があると思います。その最たる物が信長の野望シリーズの忠誠度ではないでしょうか?

 ゲーム開始直後に金を与えて忠誠度を100にすれば、絶対に呂布でも寝返らない。そんな馬鹿な話があるでしょうか?
 呂布だったら、たとえどんなに恩義を施しても、ちょっとした目先の欲で寝返って、ひどい時には君主(プレイヤー)を殺める・・・それぐらいの人物であって欲しいです。
 三国志演義で、呂布が曹操に仕えたいと申し出て曹操が一瞬だけ考えるシーン・・・「こいつを配下にすれば戦争には勝てるだろう、だが、不安も大きい」・・・呂布にはこういった怖さが欲しいと思います。

 本能寺の変についても同様の事が言えると思います。明智光秀はある時期までは信長の大忠臣だったはず。ところが、光秀は最後には信長を殺した。これもまた、光栄ゲームでは再現されていません(本能寺の変などという隠しイベントがあるにすぎません)。
 数十年以上という長きに渡る「主君と部下」という人間関係。どんなに大忠臣に見えた人だって忠義の心がゆるぎかけた事の一度や二度はあったはずです。劉備と関羽・張飛だって孔明が入った時にギクシャクしかけました。

 まだまだあります。「曹操様には恩義を感じているが、劉備様への思いはそれ以上の物なのだ」という関羽の言葉・・・これもまた光栄ゲームでは実現不可能です。ちょっとした金を与えて忠誠度を100にしてしまえば、元敵軍の武将さえ、なんの懸念もなく戦場で活躍させることができてしまうのです。

 忠誠度を100にすれば寝返らない・・・そんなシステムはもはや古いと思います。
 生き残るため、利益のため、主君に失望したため、不遇への仕返しをするため、様々な家臣が寝返ったり独立したりする。君主の側にしても、部下の忠誠を心の底から信じる事ができず、油断するわけにはいかない・・・それが戦国時代であり三国志だったのではないでしょうか?

ちゃちゃおさん
E-mail:
chacha16@mug.biglobe.ne.jp

こうして欲しい:忠誠度

 忠誠度のルールはおかしい、ではどう変えればいいか?という事になりますが、私個人としましては覇王伝のルールを扱いやすくしたシステムがあればなあと思います。

 まず第一に忠誠度などという数値が堂々と表示されている事がおかしいです。お前は忠臣か?と聞かれて「いいえ私はあなたに不満を持っていますよ」などという部下、そんな人物がどこにいるでしょうか?
 政治力・戦闘力・魅力といったデータに関しては明示されないとゲームになりませんが、忠誠度まで表示されるのはやりすぎだと思います。相性や人格同様、明確に表に現れることのないデータはやはり隠すべきです。

 ただ、隠すとプレイヤーに対する負担がかかる危険性があるので、何らかの形でプレイヤーに忠誠度の低下を伝えるシステムが欲しいです。忍者や商人がやってきて「あの者は異心を抱いておりますぞ、原因は××のようですぞ」などと報告したり、二心を抱いているようだとの噂が流れていたり、・・・そういった形で忠誠度の低下を表現してほしいです(デマもありうる)。
 軍師が察知するというのも面白いかもしれません。しかも、その軍師自身が二心を抱いていて、国を滅ぼそうとして讒言をする・・・呂布を滅ぼした陳親子なんていい例ですね。家臣の忠誠度に対する見張り専門の軍師をおくこともできるが、次第にそいつが権力者になってくるなんてのも面白いかもしれません(督郵という人が演義に出てきます)。

 また、忠誠度を100にしなければならないルールもおかしいと思います。なぜ忠誠度が100にならなければいけないのでしょうか?ある人物に対して100%信頼し忠誠を誓う、そんな人間が世の中にどれほどいるでしょうか?忠誠度100なんてのは関羽や張飛など一部の人物のみの例外なのではないでしょうか?
 忠誠度が100なくても、80程度あれば滅多に寝返らないシステムにすればいいのだと思います。寝返りを許さないだけの軍事力、乗っ取りをあきらめさせるだけの能力、領地や金・アイテムといった形での十分な褒美、勲功に見合っただけの職責を与えていれば寝返らない。
 しかし、自分より強大な勢力の脅威が押しかかってきた場合には・・・、そういったルールにすればいいと思います。
 勲功による職責のシステムを取り入れれば、家臣の出世物語もより大切になってきます。従来の信長の野望ですと、羽柴秀吉が家臣になるといきなりトップに大抜擢できます。
 しかし、明らかに自分より勲功の低い者が上役につけば心が乱れるというシステムを作れば・・・、手柄をあげさせずに重責を与える事はできなくなります。周囲の者に、新参者ではあるが優秀である事を認めさせねばならないわけです。

 P.S. 褒美のシステムは覇王伝のように面倒くささになる危険性もあります。ただ、覇王伝の褒美のシステムの欠点は、勲功以上の物を与えた時に、貯金が出来なかった(忠誠度の余分な上昇はあったと思いますが)点にあると思います。
 300という勲功がある者に対してそれまで400の恩義を与えた場合、勲功が400になるまでは褒美を与えないでもいい・・・そうすれば、いいルールとして機能しただろうになあと思います。

 P.S.2 三国志6では各登場人物が目的を持っていて、そのくい違いによる対立が生じたりもするそうですね。忠誠度のシステムと何らかの変化を与えてくれるのではないかなと期待しています。
 ひょっとすると呂布あたりの目標は「自分の欲望の実現」だったりするのでしょうか?油断していると他勢力に金を与えられて寝返ったり、乗っ取って独立したり、太守にすると暴政をしいたり・・・、そんな事があったら面白いなあと思います(きっと、捕まえた呂布を殺すプレイヤーも増えますね)。

仁礼小一郎さん
E-mail:
nkuwae@southernx.or.jp

大宝寺の野望1  第14回「日之本三国志」

大宝寺義氏じゃ。現在日本には3つの大名がある。
我が大宝寺家、盟友武田家、そして本願寺家。
当家は奥州、関東、北陸を。武田家は東海、近畿を。そして本願寺家は九州、四国、中国をそれぞれ統治している。
本願寺が当家や武田家よりも所領が20ほど多い。そこで同盟を結び共同で本願寺をたたく作戦にでた。
我が大宝寺家は近江辺りから、武田家は摂津辺りからそれぞれ攻め込む。背後の心配はないから全兵力を集結させ決戦に挑む。
儂が率いる第1軍団は春日山に陣取り、知能派武将を集め調略を専門に行う。そして秀吉率いる第2軍団と我が弟義興率いる第3軍団が共に第1陣で本願寺と戦う。そして我が娘優率いる第4軍団は家臣の育成。ここには元服したばかりの武将などを配置する。そして北条幻魔率いる第5軍団は奥州の内政開発をさせる。当然そこには内政の得意な武将を割り当てる。
この様な陣容で戦っていく。儂の当面の仕事は調略じゃ。内応、暗殺、その他いろいろ。少しでも有利になるようにしなければ。

勢いに乗る大宝寺、武田連合軍は本願寺領を確実に手に入れていった。
そしてようやく本願寺家が中国の真ん中まで後退した時。

「義氏様、勝頼様からの使者がお見えです。」
「うむ、通せ」
「実は当家との同盟を白紙に戻させてもらいます。」
「なんと、せっかく本願寺を追い込んだというのに同盟を破棄じゃと!!」
「主命なので仕方ありません。では。」
うぬぬ...これからというときに。武田め.....。

時は1595年、新たな時代の予感が...。

次回「武田と本願寺と」に続く...

乙三さん
E-mail:
jo6-life@nsknet.or.jp

管理運営面
(題名は管理人が決めさせて頂きました。)

 管理運営面で何1つ貢献していない私に資格が乏しいことは重々承知しておりますが、その上での発言をお許し下さい。

<利用者の立場から>...利用者にすれば構成は単純な方が良い。

 このHPの場合、(フロント・ページの次の)目次ページに歴史ゲーム,歴史評定,歴史書院,歴史?,歴史散道という5つのコンテンツがあり、ゲームと評定の両自動版や歴史瓦版は、それらのサブ・コンテンツに位置づけられています。自動版や瓦版は、既に母体を凌いで利用度が高まりつつあり、これらがサブ・コンテンツであるのは不自然です。目次ページから直接入ってゆける形が望ましいでしょう。

 勝手を知った常連ならば問題はございません。しかし初めて訪れる方々には、コンテンツ選択の易しさが即ち親しみ易さになり、親しみ易さが再び訪れてもらえる割合を左右すると考えられます。何度も訪れていただくことで、投稿などHPに参加する間柄になっていただけるのは云うまでもありません。もちろん参加する者の人数や多様さによって、HPの楽しさ,面白さ,有用性が左右されます。

 したがってHPの発展を望むならば、構成の単純さは不可欠な条件と云えます。
また新たな訪問者だけでなく、回りまわって既存の利用者にとってもメリットがあることです。

<基本的な構想>...自動版と手動版の位置付けによって異なる構成

 歴史ゲーム,歴史評定いずれのコンテンツに於いても、今後、自動版が投稿の主流になるのは想像に難くありません。自動版は既に利用率で手動版を凌いでおり、また投稿が増えれば、管理負担を増やさないために自動版に重心を移さざるを得なくなります。

 そこで第1に決定しなければならないことは自動版と手動版の位置付けであり、[1案]手動版を廃止して自動版に一本化するか、[2案]自動版に手動版を付属させるか、それとも自動版と手動版を並置するか?の選択です。
 さらに並置する場合、[3案]自動版の"バック・ナンバー"(初出から一定の期間を経た文書)の掲示と手動版の掲示を統合するか、[4案]従来通り分離するか?を決めなければなりません。

<具体的な提案>

[1案]目次ページのコンテンツは、歴史瓦版,歴史ゲーム自動版,歴史評定自動版,歴史書院,歴史散道の5つ。
手動版は廃止して投稿の窓口を自動版に一本化し、新着の文書を自動版に掲示します。それを過ぎた文書は分類し、歴史ゲーム,歴史評定のいずれかにサブ・コンテンツとして収容します。
利用度が低い歴史?は、サブ・コンテンツに分解して他のコンテンツに編入します。

 この考え方は、自動版に最大限の機能を与えて手動版を廃止し、その時間と労力を投稿文書のバック・ナンバーを分類することに充当するものです。なお自動版に掲示する文書の量は、ある程度の幅を持たせます。
 その幅は管理作業の頻度によって決まりますが、最少2-3日分から最大5-10日分の間が適当と考えられます。つまり、少なくとも2−3日分が掲示されていなければ読み応えがないし、初出からレスが返ってくるまで2−3日の猶予を置かざるを得ません。最大5-10日分から最少2-3日分を除いた3−7日分が、分類してサブ・コンテンツに移さなければならない文書の量になり、3日に1回ないし1週間に1回が作業頻度として適当と考えられるためです。
 もちろんバック・ナンバーを収容するサブ・コンテンツは、予めテーマ毎に分離されていることが望ましい。したがってコンテンツとしてのjゲーム癶歴史評定\成は、自動版投稿欄および掲示欄,バック・ナンバー分類1,同分類2...同分類n,歴史?の関連コーナーという形になります。なおバック・ナンバーの各分類などは、キーを押して下位の目次を開く形にするのは云うまでもありません。

[2案]目次ページのコンテンツおよび歴史?は[1案]と同じです。
ただし自動版に付属する形で手動版を残し、文書の大きさが基準を超えた投稿や画像を含むなどの投稿については、手動版で受け付けます。
自動版の新着文書の掲示については[1案]と同じ。バックナンバーについても、自動版と手動版を統合して分類する形をとります。

 この考え方は、自動版を補完する地位に格下げして手動版を付属させることです。
[1案]に較べて中途半端で未整理な案と云えますが、自動版で受け入れが難しい種類の投稿に対する窓口を別に保持することは、投稿の幅が広がるという点で意義がない訳ではありません。

[3案]目次ページのコンテンツは、歴史瓦版,歴史ゲーム自動版(投稿欄+新着),同バック・ナンバーおよび歴史ゲーム手動版,歴史評定自動版(投稿欄+新着),同バックナンバーおよび歴史評定手動版,歴史書院,歴史散道の7つ。歴史?は[1案]と同じです。

 この考え方も中途半端で未整理な案と云えます。[2案]との差異は、自動版バック・ナンバーおよび手動版がコンテンツとして独立しているか否か?だけです。

[4案]目次ページのコンテンツは、歴史瓦版,歴史ゲーム自動版,同じく手動版,歴史評定自動版,同じく手動版,歴史書院,歴史散道の7つ。歴史?は[1案]と同じです。
手動版については、もちろん文書を分類して掲示する形が望ましいですが、索引のサブ・コンテンツを設けるオプションもあり得ます。

 この考え方は、自動版の機能を制限し、手動版の(1個のコンテンツとしての)価値を相対的に高くするものです。つまり投稿文書の量(文字数)や内容に応じて、自動版に掲示するか or 手動版に掲示するかを、予め分けてしまうことになります。
 つまり自動版についてはバック・ナンバーの分類を断念し、手動版に於いてのみ、分類した上で該当するサブ・コンテンツに掲示する形をとります。言葉を換えれば、バック・ナンバーを分類した方がよい投稿は手動版で受け付け、分類しなくても構わない投稿に限って自動版で受け付けるという考え方です。

 索引を設ける方法は、現在、ちゃちゃお殿やFA殿など有志の方が尽力していらっしゃるそうですし、移行処置として現実的かつ有効な方法と云えます。しかし表題だけでなく内容を含めた索引を作成し、それを維持してゆくためには、多くの時間と労力を費やし続けなければなりません。
 ただし(技術的に可能か否かは責任が持てませんが)1種のサーチ・エンジンを組み込み、文書中の語句を検索して関連文書として例示することが可能ならば、投稿文書を分類したり索引を保守したりする手間を省くことができるでしょう。

<オーナーないしプレゼンターの意思>

"歴史SLG"が"Hiro.K's"の1コーナーだった時から、文書の誤字や文字化け位は処置して、見やすい掲示板にしたいHiro.K殿のお考えと伺っております。また、そのお考えに変わりはないと私には思われます。
 しかし現実の問題として、HPの管理に余暇の多くを費やしておられるらしいことを、利用者の1人として感謝し危惧しておりました。自動版の設置は、Hiro.K殿に難しい選択を強いたとは存じますが、管理負担を増やさずに増えつつある投稿数に対処する数少ない選択肢の1つでした。そのように私は理解し、かつ支持しております。
 何時かなどは、掲示板の更新が1日抜けたことを詫びていらっしゃいましたが、私に言わせれば過分のお心遣いです。それ以前もほとんど毎日更新していらっしゃった訳ですから、その御苦心を労いこそすれ、責めるなど思いもよらぬことです。むしろ、Hiro.K殿の負担を少なくする方向で改善提案を行うのが、利用者として日頃の御恩に報いる途と存じます。
 とはいえ前述した通り、自動版への投稿が大半を占めてゆくのは既に明らかです。
それを踏まえた上で、Hiro.K殿のお考えを保持するにはどうする可きか?が、私の私に対する課題でした。

<結  論>

 そのような観点で無い知恵を絞った結果が、自動版はバック・ナンバーを分類する際に誤字や文字化けのチェックをすることで、Hiro.K殿には妥協していただかざるを得ないというものでした。それならば、手動版を敢えて分離しておく必然性は薄くなります。
 したがって結論として、まず[1案]次いで[2案]を推すものです。[3案]と[4案]は、なるべく単純な構成という見地からは[1案]と[2案]よりも劣ります。
 なお私の拙い提案が一部なりとも御勘案していただけるにせよ、急がれる必要はないと存じます。利用者の内から改善提案がほぼ出尽くし、議論を尽くした上で、適当な機会が訪れた折りに、実行に移されれば良いでしょう。

<余  談>

 この"歴史SLG"は"Hiro.K's"から枝分かれしたHPですし、さらに"井戸端評定"が暖簾分けした訳ですが、ここらで玄関(フロント・ページ)を1つにまとめては如何でしょうか?。つまり現状の"Hiro.K's"のフロント・ページに、さらに"歴史SLG"や"井戸端評定"にジャンプするクリッカブル・マップを載せます。そして他のHPからのリンクは、改造後のフロント・ページに張っていただく訳です。

 近頃の"Hiro.K's"には、分家ばかりが栄えて本家が寂れてしまった(失礼な表現お許し下さい)観があり、産みの親として Hiro.K殿も複雑なお気持ちと存じます。
 そこで最後に3つのHPをよりよく活かすため、"Hiro.K's"にも新たな役割を与えることを提案致します。

[提案.1]HPの運営に関する投稿は、まとめて"Hiro.K's"のアンケート受け付け、可能かつ必要ならば利用者のうち有志が管理を分掌する。

[提案.2]将来、画像や音声を含む投稿を受け付け掲示する場合、"Hiro.K's"のスペースを利用する。

以上
乙三 拝

(管理運営の方法などは今までのご意見を総合し参考にさせて頂きますので、管理人へお任せ下さい。今まで多種なご提案ありがとうございました。 尚、このご提案を持ちまして今後ここのコーナーは歴史ゲームのお話のみとさせて頂きますことをご理解下さい。管理人)

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