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其の17

其の19




歴史評定 のお話 其の18


大膳大夫 隆元さん

 電脳倶楽部のフリボーで"本能寺の変"の真相が話題になっていましたが、私は"本能寺の変"は共同謀議のクーデターだったと思う。主犯格は、まず光秀,秀吉,家康、従犯は信澄,信雄,信孝。それに毛利,上杉,北条も関係していた。ただし勝家,一益,長秀の3人は蚊帳の外だったでしょう。

 有名な一言「敵は本能寺にあり」から、あくまで信長を狙った犯行で信忠は巻き込まれただけと誰しも信じて疑わなかったけれども、ほんとにそうなのか?。狙いは[a]信長だったのか?、[b]信忠だったのか?、それとも[c]2人同時に命を奪う必要があったのか?、まずはそれを明らかにする必要があります。
 それに"本能寺の変"は一種の迷宮入り事件ですから、犯人側は完全犯罪を行ったと信じられがちですが、それで正しいのだろうか?。つまり犯人側の誰かが何かミスしていないか?、あるいは共犯者との約束に従わなかったり裏切ったりしたような徴候はないか?を見直す必要があります。
 また陰謀は1つだけだったとは限らない。2つの陰謀が重なり合っていたとしたら、状況の分析は一筋縄ではまいりません。

 時代は戦国期、「織田家は鉄の規律」と信じているのは当の信長と現代人だけじゃないか?と私は疑っています。"本能寺の変"の数年前から、信長は封建制を解体し旧時代の権威を否定する方針を鮮明にしていますが、家臣たちがそれに対して不安や不満を抱いていなかったはずはありません。
 安国寺 恵慧が毛利家指導部への報告書の中で「信長公は、あと3年から5年は権勢を振るわれるに違いありませんが、いずれ真っ逆様に墜落するでしょう。秀吉殿は(信長公と一緒に墜落するような人物ではありませんので)要注意です。」と信長の人間性を評価し、結果的に信長と秀吉の運命を予見したことになったとされています。これは読み替えれば、信長の政策方針の急進性前衛性に較べて信長自身が家臣を統制してゆく細心さが足りないことに、恵慧は危険なアンバランスを感じていたということになります。また「秀吉殿は本人が強調している程には忠誠心が高くないようだ。もし信長公が失脚するか暗殺されるかしたような時、秀吉殿が絡んでいる可能性が高いと拙僧は思う」という裏の意味を含んでいるとも受け取れます。
 それに主犯格と思われる3人にしても、部下を信じきれた訳ではないだろうから事前に部下に計画を把握させておくことなど考えられないし、実行にあたって説明困難な命令を出さざるを得ず、結果的に部下が意図したようには動かなかったということはあり得るでしょう。異常な命令をいきなり受けた部下が、主人のためを思って敢えて主人の意に反する行動をとらないとも限りません。

おっとっと、時間だ。今日も仕事ですので、後の話は帰宅してから...。

小山田信茂さん
E-mail:chacha16@mug.biglobe.ne.jp

 本能寺の変の犯人ですが、意外な大穴として実は毛利輝元が犯人ということもありえるのでは?当時、足利義昭は毛利家にいたはず(大河ドラマではそうでしたよね)ですし、光秀は義昭の元家臣。義昭を使って光秀をけしかけ、秀吉とは和睦。こう考えれば、毛利が動かなかったのも納得できる。
 信長なら滅ぼされるが、秀吉なら生かしてもらえる。そういう深慮遠謀があったのでは?考えすぎでしょうか?

大膳大夫 隆元さん
E-mail:jo6-life@nsknet.or.jp

 乙三だけど、今日は隆元(マモルさんパクっちゃってごめん)。"本能寺の変"共同謀議説の続きです。

 仮に秀吉,家康の2人が主犯格だったとすれば、豊臣政権初期と徳川政権初期の2度にわたって徹底的な証拠隠滅が図られたでしょうから、誰が何を言ったか,どこそこに使者を送ったかという程度の細かい証拠は当てになりません。ですから、隠滅しようのない関係者の軍事的な行動や政治的な行動を記録の中から追跡し、推理するしかないでしょう。
 また共同謀議という行為は、それぞれ目的が異なる共謀者が1つの手段でそれぞれの目的を果たすために協力し合う、いわゆる"政治"そのものと云えます。

 それでは分かりやすい部分から取りかかります。織田家中の1勢力によるクーデターだった場合、その勢力が織田家中の主導権を握るまで他勢力を牽制しなければなりません。その当時、織田氏の敵対勢力として北陸道に上杉氏,東山道・東海道に北条氏,山陰道・山陽道に毛利氏があり、それより脅威は小さいが四国方面(南海道)に長宗我部氏がいた。それら各方面に勝家(北陸道;対上杉氏)、信忠と一益(東山道;対北条氏)、家康(東海道;対北条氏)、秀吉(山陰道・山陽道;対毛利氏)、信孝と長秀(四国に渡海準備中;対長宗我部氏)が配置されていた。
 さて"本能寺の変"直後の敵対勢力の動きですが、上杉氏は越中(富山県)戦線の勝家に対して攻勢に転じて勝家主力の南下を牽制し、同時に信越国境付近から越後を圧迫していた森 長可に反撃して海津城を奪い、北信濃を略取している。
 当時の上杉氏は、景勝が家督を相続したばかりで家中の統制も不確かであり、越中戦線で本格的な攻勢にでて再び天下の覇権を窺えるような状況ではありません。そして勝家は織田家の1軍団長であり、信長の命で上杉領を攻略していたに過ぎません。つまり上杉氏から見れば、勝家が必ずしも自らの意思で上杉氏と交戦していた訳ではない以上、とりあえず出先の司令官である勝家と停戦交渉を試みる選択肢もあったのではないか。少なくとも攻勢にでる前に勝家の意図を確認する交渉を申し出ると考えられます。例えばこんな風に...。
「聞きましたで、そちらの大親分が殺(と)られはったて話。柴田はんアンタも大変やなァ、大親分の仇とりに行かにゃならん立場やし、ワシらと喧嘩(でいり)の最中やし、いやホンマ同情しまっせ。
さァそこで相談や、柴田はん。ワシらと手打ちにする気ィおまへんか、上杉ィ潰せェ潰せェて喧しい云わはるお方もおられんようなりましたんや、本家の加勢なしにワシらと喧嘩続けるか、すんなり仇とりに帰られはるか2つに1つ、アンタの肚(はら)次第や。
どないしはります?、ワシら悪いようにはせーへんで。」
しかし史実では勝家に対して交渉を試みることなく、上杉氏は魚津城を奪還しています。
 北条氏は上野・箕輪城(群馬県・高崎近く)で信忠の留守を預かっていた一益に攻勢をかけ、一益を退却させ上野を奪還している。一方、家康が領する駿河正面は、本拠;小田原城から最も縦深が浅いため北条氏にとって脅威の度合が大きいはずであるのに、北条氏は侵攻していない。私が北条 氏政ならば、上杉氏と奪ったり奪い返されたりしていた上野1国を獲りにゆくより、駿河や甲斐に侵攻して少しでも防衛ラインを西の方へ拡げておくことを選びます。他方、三河に逃げ帰ったとされている家康は、近畿への進軍を"大雨で断念"してから、北条氏から駿河を衝かれる危険を顧みずに甲斐と南信濃を占領している。
 ということは、家康と北条氏とは特別な取り決めがあり、上杉氏と北条氏の間でも調整が済んでいた可能性がでてきます。
 云うまでもなく、毛利氏は秀吉が急ぎはじめた停戦交渉をいぶかって引き延ばすでもなく、即座に講和条約を受け入れている。雑賀党から"変"の知らせが届いてからも、秀吉を追撃していない。追撃を主張する吉川 元春を小早川 隆景が抑えたという話は、後からいくらでも捏造できますから証拠にならない。とすれば秀吉と毛利氏の間に裏取引ができていた可能性が高いと考えられます。
 元就の死後、毛利氏の戦略方針は、勢力拡大を慎み、強大な敵対勢力には領土の割譲を忍んでも全面戦争は避けるというものでした。毛利氏にとって勢力圏の現状維持を認められただけでも、秀吉から充分な利益を与えられたことになるにもかかわらず、九州平定の後、秀吉から小早川家に北九州の一部を加増されています。ということは、毛利氏に大きな弱みを握られていたため、秀吉は毛利氏の機嫌をとる必要を感じていた可能性を示しています。
 長宗我部氏は...、今日はここまで。(続く)

チビマロさん

今日、7/22(火)PM11:55からのNHK教育テレビ「歴史でみる日本」は「天下統一・秀吉の醍醐の花見」だそうだ。
見よ。
いったい何を言うんだ?
秀吉の超晩年ですよね。
秀吉の小説は何冊も読んだし、関連の第二次史料もよく読んだ。
醍醐の花見の意味するところ?
醍醐の花見ねぇ。
と、こうしてワープロで打ってと、これをコピーし、人の目を盗んでHPを開き、さっとペースト!
これでよし。
他の書き込みは読んでる暇がないから、新しい書き込みはその場で読まずにフロッピーに保存!
後でじっくりと読む。
さていったん保存した情報も必要のないものは当然捨てる。
そのまま保存するのは、やはり改造の情報じゃ。
あれは永久保存として改造の参考にするのじゃ。
後、とっておくのは書籍の紹介、史実の話などだな。
後は裏技だのぉ。
裏技はゲームの情けないところを見ることができ、滑稽でよい。
書籍で最近目を引いたのはマモル殿の情報、隆慶一郎氏の「見知らぬ海へ」であろうな、向井正綱が主人公というのが気に入った。
しかし未完なのか・・・
そういえば天翔記のシナリオ6の人選は真田太平記を元にしているとは思わぬか?
違うかな?
史実の話としては大膳大夫隆元殿(乙三殿?)であるな。
あの長さはよほど気合いを入れないと読めんが、読めば、おっ、なるほどと思わせることもある。
よって大膳大夫隆元殿(乙三殿?)の文章は必ず読むようにしておるのじゃ。
できれば参考文献なども書いて頂ければよりありがたいのだが、とはいえ、あれで参考文献を書いていたら滅茶苦茶長くなるだろうな。
ほなね。

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