其の8
お勧めの書籍 其の9
川村英治さん E-mail:0251@mail.goo.ne.jp 3巻まで出版されたのち刊行が停止していたKK版「霸王信長伝」に大幅な加筆訂正を加え、新シリーズとしたもの。 とってもいい。これを読んで、信長が生きていたら、日本と世界の歴史は全く違ったものになっていたかもしれないという思いをより深くされました。 関連HP: http://www.linkclub.or.jp/~onishi/dsato/
Sirさん E-mail:e9708201@kokugakuin.or.jp かなりメジャーな作品ですが、まだ読んでいないという方は是非とも読んでいただきたいものです。 なんといっても、西軍(三成)の目で見た戦国末期の様子各大名達の微妙な心境、家康と三成の心理戦、両者にとって決戦までどちらが勝つか解らなかったことがよく伝わってきます。 そして下巻のクライマックスには島・大谷・島津らをはじめ西軍の武将達のはかなさ、潔さに私は思わず震えました 数ある司馬氏の作品で一番好きなものです。
伊東伊東斎さん E-mail:ito71@hotmail.com ちょっとマイナーですが、とても良い作品なので紹介します。 僕は、この本を読むまで、河合継之介という人物を全く知らず、 もし、こういうページで紹介されていたとしても、 “そんな雑魚しらねーよ” と思ったに違いないと思います。 けど、彼は、実にすごい。 いやそれよりも強烈にかっこいい。 絶対お勧めです!!
伊東伊東斎さん E-mail:ito71@hotmail.com 見たところ載ってなかったので(また)送らせてもらいます。 まぁ、内容は播磨の片田舎にすむ官兵衛君が “こんな田舎耐えられねえー” といって、織田氏に内通するとゆー(…違いますね?ハイ) というかまぁ、この人の知名度は高いので余計な説明はいらないでしょう。 とにかく、司馬遼太郎の本貫の地の英雄ということもあって、司馬先生の黒田如水への愛が感じられる作品です。 軍師・黒田如水(“参謀”の方が的確かも?)の一生が知りたい人にはお勧めです。
入道信玄さん E-mail:h_takada@mth.biglobe.ne.jp 武田信玄が史実通り、「信州駒場で没していなかったら」というIFものの小説で、現在6巻まででています。このテーマの他のIFものよりは、安易ではないストーリー仕立てが買いです(あくまで、他の信玄IFもののように、安易に忍者が大活躍する等のストーリーと比較してということですが・・)。信長陣営は、史実にある程度近い形で勢力を拡大し、信玄が1572年時点でつくった信長包囲網はほぼ消滅するという状況にあります。この点からも、再度信玄が、どのように信長包囲網を形成していくかが読みどころです。
入道信玄さん E-mail:h_takada@mth.biglobe.ne.jp 新田次郎の「武田信玄」、「武田勝頼」以外の武田ものの小説として、津本陽氏が出版したこの「武田信玄」をお勧めします。津本陽氏独特の当時の方言を駆使した内容は、独特の雰囲気があり、かなり楽しめます。ただし、同一人物の名前がことわりもなく、コロコロ替わるため、武田家の知識がないと多少混乱するかもしれません(簡単な例では、穴山信君→武田信君、←この人物は御親類衆筆頭で、武田姓を許されている)。 私は5年ほど前にハードカバーで購入しましたが、今は、文庫本でも出版されているはずです。
入道信玄さん E-mail:h_takada@mth.biglobe.ne.jp 戦国時代の巨頭である、信長と信玄を様々な角度から比較分析した書籍です。 彼らの合戦における戦略、領国経営、人事のあり方につき興味深く論じられています。ただ、織田信長礼賛者である津本陽氏の著作であるだけに、信長に甘く、信玄に若干辛いような気もします(これは、私が信玄ファンであるからという理由の方がむしろ大きいようにも思えますが)。 いずれにしろ、「下天は夢か」と「武田信玄」の両方を著作している同氏ならではの鋭い分析といえることは確かです。
椿とーしろーさん E-mail:jijy@ivory.plala.or.jp 他の方が紹介している本と比べると、だいぶ伝奇小説っぽいのですが、 (話の主筋が、顔回と少正卯一味の超能力戦だし) それでも、歴史が好きな方は一読されることをお勧めします。 現代と歴史上の世界(古代中国に限らず)の間にある断絶をここまで生き生きと表現している小説っていうのはまずないと思うんで。 呪術的な世界観を土台にした孔子の像は、ビジネスマン向けの偽善のイメージがまったくないぶん、かえって現代にも通じるものがあるのではと思います。 この本を面白いと感じた人は、同じ作者の「童貞」も読んでみるといいかも。(これも古代中国史ものです)
RINGOさん 私は、この小説に登場した雑賀孫一には、まさに戦国時代の風韻というべきものを感じられると思う。 司馬遼太郎の小説には、作者が意図的に、誤解を恐れず描いたさまざまな創作(フィクション)が登場する。それを個人的に好まない人は大勢いると思うが、私は、歴史小説における事実とは、歴史背景における真実と違うものと考える。 この小説は、間違い無く後者である。 雑賀孫一といういわば伝説的な人物を、本願寺攻城以前に信長や藤吉郎に引き合わせて、その時代の風景をいとも簡単に読者に理解させるところは見事である。しかも孫一の行動動機というのが男らしく、また一途でよい。 会わせて、戦国時代の庶民の、あまねく人口に膾炙した「一向宗」というものの考え方に、少しとはいえ触れられるというのは、まさに戦国時代の背景を知る手がかりとなるのではないであろうか。
どくたーPさん E-mail:ryo_s@pk.highway.ne.jp 約百五十年ほど続いた中国南北朝時代中期を舞台にした歴史小説 揚子江以北の北魏、以南の梁の一大決戦 鐘離の戦い を中心に物語が構成されている また、京劇などで有名な悲恋話「梁山伯と祝英台」をストーリーに絡めており物語にアクセントをつけている
どくたーPさん E-mail:ryo_s@pk.highway.ne.jp 遣唐使などで日本人にも馴染みが深い 唐帝国の末期を舞台にした歴史小説 西暦八七五年に起きた、中国史上最大とも言われる反乱 「黄巣の乱」を主軸に物語が進んでいく
執政官見習さん 織豊政権から大阪夏の陣までの町人、市民から見た戦国史。 今井宗及、千利休の視点から見た時の為政者たち、南海航路の開拓と国際貿易の確立に奔走する商人たち、江戸時代以降の町人たちからはかけはなれたグローバリズムが魅力。石川五右衛門、信長の命を狙う射撃の名人杉谷善住坊なども登場し、エンターテイメントとしても及第点。 「信長の野望」や「大航海時代」のファンなら楽しめる小説だと思います。
malukoさん 悲運の武将、長曽我部盛親の小説。彼は四国の覇者長曾我部元親の四男として生まれ、大阪の陣にて豊臣側の武将として戦った一人。 おもしろい! これを読んで長曾我部にはまった人は少なくないはず。 決して英雄とは呼べない彼だが、ここまで鮮やかに描き出すとは司馬遼太郎は、やはりすごいと再確認した小説でもある。 これを読む前に同氏の「夏草の賦(主人公 元親)」を読んだ方がより長曽我部氏について知ることができるだろう。
maluko2さん 尼子家再興に全生命をかけた山中鹿之助の小説、まだ読み途中。 「我に七難八苦を与えたまえ・・」と三日月に願った彼の生涯にあきらめの文字はない、まさに執念の男。 あまり有名じゃないが戦国時代通の人は絶対知ってる、判官びいき対象の一人。 はっきり言ってなかなか売っていない、古本屋で偶然見つけて金欠なのに衝動買い読みたい人は根気よく探すべし。
武田四郎さん 兵法書「呉子」を著した名将呉起の生涯を書いたもの。76戦全勝の戦績に隠された彼の権謀に対する弱さと、それによる非業の死までの波乱万丈の一生がわかる。
武田四郎さん 中国戦国時代後期の話です。この本に出てくる白起は百万人を殺した残虐な常勝将軍ですが彼の割り切った性格が面白くて投稿しました。他にも蘇秦をはじめとする蘇三兄弟、楽毅、りん相如、田単、信陵君、はんしょなど戦国後期を飾る将が多く活躍していて面白いので是非読んでみて下さい。
武田四郎さん ハードボイルド小説家である筆者がはじめて描いた歴史物。時は南北朝時代、九州で征西将軍宮を称し旗を揚げた懐良親王と菊地武光が九州北朝勢力を駆逐し、九州に独立国建国を夢見る話。懐良と武光の友情と志に重点を置き人物の感情が表に出ていてとても面白いです。筆者の新鮮な表現と二人の男らしい生き方には感動します。
大友 宗麟さん 漫画ですがこの本にはこれからの世界が進むべき道が書かれています。 これは読んでおいたほうが良い本です。 (ただし、『歴史』という分野の本かどうかは微妙なところです、管理人さんの判断で削除してしまってもかまいません。管理人さんに任せます。)
(ということでしたので、掲載させていただきました。管理人)