書籍名: 鉄炮伝来
著 者: 宇田川武久
出版社: 中央公論社
中公新書 No.962
乙三さん
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鉄砲"種子島"渡来説への疑問を導入に、資料の原文引用と鉄砲の写真を数多く折り込みながら、鉄砲の重要性が増してゆく課程から江戸幕府が成立して鉄砲が使われなくなるまでを論じています。
秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮が国軍に日本式火縄銃を大量装備しようと多大な努力を払った様子を述べている1章は特に興味深いものがあります。
また引用された原文を読んだり、鉄砲の写真を眺めたりすることもお薦めしたい。