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其の5

其の7




お勧めの書籍 其の6


書籍名: 中世の中に生まれた近世
著 者: 山室恭子
出版社: 吉川弘文館
主人公: 戦国武将

三郎信長さん
E-mail:
nari@a2.mbn.or.jp
HP:信長友の会
戦国大名の発給文書を分類・分析した結果、各大名の支配状況を導き出している。今までにない論法で戦国大名の実態に迫る良書。主に対象とされた大名は、[東国]後北条、武田、上杉、佐竹[西国]毛利、大友、島津[東北]伊達[天下人]信長、秀吉、家康

書籍名: [増補]無縁・公界・楽
著 者: 網野善彦
出版社: 平凡社(平凡社ライブラリー)
主人公: 中世の自由民

三郎信長さん
E-mail:
nari@a2.mbn.or.jp
HP:信長友の会
98.1.31.日本経済新聞に紹介された網野氏の代表作。日経には隆慶一郎、神坂次郎、白石一郎、北方謙三、安倍龍太郎、東郷隆ら歴史時代小説家へ、また昨年大ヒットした映画「もののけ姫」へも影響を与えた人物として紹介されている。本書では中世に活躍した広義の芸能民が公儀(権力者)から自由を勝ち取ったとの説を打ち出されている。これを読めば、信長で有名な楽市楽座に対する考え方も変わるかもしれません。

書籍名: 戦国幻想曲
著 者: 池波正太郎
出版社: 忘れてしまいました(確か新潮か講談社)
主人公: 渡辺勘兵衛

北条あんしんパパ氏康さん
後にも先にもこの人を主人公にした小説はこれだけなんじゃ無いか。
そのぐらいマイナーだと思いますよこの人は。
信長の野望でも天翔記で初登場、それまでは私も存在自体知りませんでした。
何気に本屋で「戦国」の2文字が目にとまったので読んでみたら主役は渡辺勘兵衛じゃないですか。笑いましたよ。
でもこれが読んでみるとなかなか面白いですね。
さすがは池波正太郎と言ったところですか。
勘兵衛の志が高いのかそれともただ純粋に今までの主君との反りが合わなかったのか。
何度も主君を変えるあたりは最後に行き着くところが類友だなぁって感じですね。
まぁその辺りは読んでいただいた方がわかるし面白いでしょう。
後、出版社ですが本が今手元に無いので何ともいえませんが、確か新潮社か講談社だったと思います。

書籍名: 群雲、関ヶ原へ 上、下 二巻
著 者: 岳 宏一郎
出版社: 新潮社
主人公: 上杉 景勝?

太田武蔵守さん
E-mail:
cac83710@pop11.odn.ne.jp
珍しく、直江兼続ではなくて、上杉景勝が主人公です。
話の流れとしましては、タイトルどうりですが、読み物としましては楽しく読めました。
特に、石田三成の話が今迄とは、ちょっと違った解釈をしているので面白かったです。

書籍名: アナバシス
著 者: クセノポン
出版社: 岩波書店
主人公: クセノポン(古代ギリシアの武将)

シャクシャインさん
E-mail:
snt@rnac.or.jp
 あまり馴染みがないかもしれませんが、紀元前400年頃のギリシア・ペルシャが舞台。
ソクラテスに学んだアテネのインテリ武将クセノポンが、ペルシャの内乱に手伝い戦に出、故国から6000キロ離れたバビロニアに取り残される。ギリシャ傭兵1万数千の運命やいかに、彼らは敵のまっただ中から無事帰還できるのか?
 金ヶ崎退き口を秀吉が叙述しているようなノンフィクションです。ちなみに「アナバシス」とは「上り」とか「進攻」などの意味。
 ちなみにこの時期、中国では春秋から戦国へ移り変ったばかり。孔子が死んで20数年,墨子が活躍していた頃です。

書籍名: 豊臣家の人々(改版)
著 者: 司馬遼太郎
出版社: 中央公論社
主人公: 結城秀康,豊臣秀次、豊臣秀長など9人

シャクシャインさん
E-mail:
snt@rnac.or.jp
 書かなくともみんな読んでるかもしれませんが。
 秀吉の「家族(養子も含む)」についての短文。特に結城秀康はもの悲しい,のひとことです。
 また、桂離宮を作った「八条宮」が秀吉の猶子だったなんて発見もありました。
(中公文庫)

書籍名: 三国志
著 者: 吉川英治
出版社: 講談社
主人公: 前半曹操、後半孔明(一応)

TOKIさん
E-mail:
tadasuke@mtb.biglobe.ne.jp
 わしは三国志の小説をこれしか知らぬ。八巻まであるが、わしは五日で読破した。

書籍名: 信長と天皇
著 者: 今谷明
出版社: 講談社
主人公: 正親町天皇

かとてつさん
「政治とは難しいのだよ(※)シリア閣下。
無視されがちな中世近世の皇室だが(特に織豊期)、やはり歴史の連綿性は無視できない。皇室と日本史とは何か、皇室と日本の政体とは何か。これは織田信長の覇業に対して、正親町天皇との関わりがいかに重要だったかを知らしめてくれる快作である。
武家の派手な戦物語だけでは日本史を語る事はできない。戦国時代を歴史の学び口にしてなお留まっている方には、氏の著作は必見である。

(※ 文字化けが発生していました。管理人)

書籍名: 三国志新聞
著 者: 三国志新聞編簒委員会
出版社: 日本文芸社

ららみーさん
E-mail:
kensuke@kiwi.co.jp
黄巾の乱から晋の統一までを新聞形式で紹介している本です。
新聞形式なので、何年に何が起こったのか、非常に分かりやすいです。
写真には、あの中国中央電視台のドラマ「三国演義」が使用されています。

書籍名: 秘本三国志
著 者: 陳舜臣
出版社: 文芸春秋
主人公: 陳潜、少容(五斗米道)

ららみーさん
E-mail:
kensuke@kiwi.co.jp
五斗米道(道教)、浮屠(仏教)の視点から見た、三国志です。
正史を元に、作者の考えがちりばめられていて、なかなか新鮮です。
五斗米道。浮屠。そしてこの作品の一番おもしろいところは、女性を大きく扱った点です。
張魯の母(この作品では少容と名乗っている)、蔡文姫など、演義では無視されている時代を支えた女性たちの活躍が、イイカンジです。全6巻。

書籍名: 中国武将列伝(上・下)
著 者: 田中芳樹
出版社: 中央公論社
主人公: 中国の武将たち

大井城哨戒兵さん
三国志だけじゃない!と中国各時代の武将を99人紹介。それにまつわるエピソードを紹介。日本じゃあまり知られていない中国最大の英雄岳飛(南宋代)など正統派から、インドに使節訪れ、内紛に巻き込まれその国の王家を救う人。またギリシャ重装歩兵や、十字軍と戦った中国武将の話など、なかなか奥の深さ、世界の大きさを感じさせます。著者の中国かぶれぎみが気になりますが、それでも面白い!
これを読んだあと中国もののゲームをすると、新鮮かも!

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